嗅覚を使うことは子どもの味覚と言葉を豊かにする
まいぷれつくば市編集部
まいぷれつくば編集部では、"子ども&食事&つくば"をキーワードにコラムを定期的に掲載します。
コラムを書いていただくのは、子どもの食育料理教室 青空キッチンつくばスクールの講師で
キッズ食育トレーナーの宮内真由美さんです。
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新緑に草花、街も庭も色とりどりに花が咲き誇り、1年の中でも生命力にあふれるこの時期は、外を歩くだけでも元気をもらえます。
私が楽しみにしているのは、香り高いハーブやエディブルフラワーなどの食べられる花です。ちょうど今から初夏に向けて収穫を迎えます。
例えばカモミールは、花を摘んでカモミールティーにして飲むのはご存知の通り。良い香りがしますよね。子どもの食育教室でもカモミールティーレッスンをしたことがあります。
ただハーブは苦手というお子さんが多いのも事実です。そんなときは、香りだけでも楽しんでみて下さい。
香りを楽しむこと、つまり、嗅覚を使うことは子どもの食に良い影響を与えてくれます。
じつは味覚を豊かにしてくれるのです。
味覚を豊かにする方法の一つに「スメリング(匂う)」という方法があります。
実はこの「スメリング」は、なかなか子どもが自発的にすることは少なく、大人が意識的に促す必要があると言われています。
私のレッスンでは、生徒さんに「どんな香りがする?いい香りがしてきたね」と声掛けを意識的に行っています。嗅覚を使ってさまざまな香りを知ることは、味覚の豊かさに繋がります。
また嗅覚は脳の言語能力を活性化するとも言われています。これはアロマオイルの先生から教えて頂き、以来、私も娘たちにしているのですが、いたってやり方はシンプル。
例えば、味噌汁を飲みながら「味噌の甘い香りがするね」と思ったことを言葉にします。
「おいしい」より具体的な言葉を使う方がおススメです。
香りと言葉を連動させるイメージに近いかもしれませんね。語彙力も豊かになります。
先生はこれを「香りの言語化」と仰っていて、ぜひお子さんと楽しんで!と教えてくれました。
食事中だけでなく、洗濯物の香りなど日常的なものから草花や土の香りまで、何でもいいです。嗅覚を使ってさまざまな香りをお子さんと楽しんでください。もし余裕があれば、香りの言語化もぜひセットで試してみて下さいね。
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