まいぷれつくば編集部では、"子ども&食事&つくば"をキーワードにコラムを定期的に掲載します。
コラムを書いていただくのは、子どもの食育料理教室 青空キッチンつくばスクールの講師で
キッズ食育トレーナーの宮内真由美さんです。
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10月に入ってから、すっかり朝晩は冷えて近くの公園は少しずつ紅葉を始めています。
スーパーには秋の味覚が勢ぞろい!芋、栗、かぼちゃをはじめ新米や秋刀魚などなど実りの秋を
実感しています。
そんな秋真っ只中の10月は、「食品ロス削減月間」で、10月30日は「食品ロス削減の日」で
あることを知っていますか?お恥ずかしながら、私は初めて知りました。
日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまう食品、つまり食品ロスは、消費者庁によると、
国民1人当たり「毎日ご飯茶碗1杯分」を捨てているそうです。
https://www.no-foodloss.caa.go.jp/nofoodloss-month.html
コンビニエンスストアでパートをしていた時ですが、時間内に売り切れなかったおにぎりや弁当は全て廃棄されていました。仕方がないとは思いつつ、まだ食べられるのに…と勿体ない気持ちに胸がギュッと締め付けられる瞬間でした。
今はコンビニエンスストアでも、手前取りを推奨したり、値引き販売をして売り切る努力が随所で見られます。
しかしながら、こうした企業努力だけでは食品ロスはなくなりません。私たち個人ひとりひとりが意識して行動を移していかなければ食品ロスの軽減は難しいでしょう。
大人だけでなく、子ども達にもしっかりと伝えて知っておいて欲しいです。
家庭でできる食品ロス削減はいくつかありますが、中でも私がおススメしたいのは「食べ残しを減らす」ことです。
そのために、食べ切れる量を食卓に出す。これはお子さんの「食べよう」という意識をも高めてくれます。
完食できると、子どもは「全部食べられた!」という自信が身に付きます。
「たくさん食べてほしいから」と思って、多めに盛るのではなく、完食したら「おかわりする」方式を取った方が、子どもの自信にもつながり、食品ロスも防げます。一石二鳥ですね。
ぜひ、今日から試してみてくださいね。