こんばんは♪
春ってワクワクしますね。
今日は算数教育と精神発達についてです。
算数教育は
無理のない様に配慮する事が子供の精神発達に必要です。
一度苦手意識ができると、なかなか抜け出せなくなり、子供自身が困難を抱えてしまいます。
子供にとって、数は抽象概念といって、捉えどころのない、ぼんやりとしたものなのです。
例えば
3といっても
さん、という音だったり、目の前の形だったり、色だったり、子供は具体的に何をさすのかわからない状態なのです。
日常生活では
三個と飴玉をさして言っていたり、
積み木をさして言っていたり、
さんこって何なのか?
対象物はいつも変わります。
子供は量という概念を掴まないと理解には繋がらないのです。
ほんやりとしてわからないものを
無理にすすめられると辛い体験になるでしょう。
抽象概念がすすむ為には、具体的体験が欠かせません。
モンテッソーリ教育では日常生活訓練で折ったり組んだり編んだり、
感覚訓練で並べたり積んだり、比べたり形作ったり、様々な具体的体験を通して抽象概念を育んでいきます。
人間は、数そのものをこうした生活体験から量を認識し、数字を作って、算数の世界を作り上げてきました。
数は
量、数詞(いちという音)、数字と順にできてきたので、子供の思考も同じように、
量という具体的体験が土台で数の理解を深めていきます。
数字の理解はまだまだ先で大丈夫👌
量を数詞で数える具体的体験をたくさん積む事が、子供の健全な精神発達を促すでしょう。
すでに算数に苦手意識ができてしまった
数を数える事を嫌がる様になってしまった
子供のそんな姿が現れると心配で悩んでしまいますよね。
そんな時は数から離れて
手作業に没頭したり、子供が楽しいと感じるものをトコトン、させてあげて下さい。
あ〜楽しかった!と感じる体験を積むと、そこから健全な精神発達をし、数にもアンテナが伸びていくでしょう。
そして、算数教育が進む頃は、
理解には納得すると言う時間が必要です。
具体物をみて大人が言っている事を
ゴクンと飲み込むのに時間をかけてあげましょう。
子供は理解が遅い、わかっていないのではなくて、時間をかけて納得しているのです。
算数教育は精神発達と密に繋がりがあり、
精神的に幼いと簡単な算数が早くできても
行き詰まる傾向がある様に感じます。
幼い時に算数が出来ていなくても、精神的自立ができていれば、必ず理解していきます。
心配しなくて大丈夫😊
どの子も成長していきます。
そして、悩んだ時は相談できる人を身近に作っておく事がおすすめです。
教室の子供達の姿をみていると
子供とは心を発達させながら理解していくんだな
と感じています。