まいぷれつくば編集部では、"子ども＆食事＆つくば"をキーワードにコラムを定期的に掲載します。
コラムを書いていただくのは、子どもの食育料理教室 青空キッチンつくばスクールの講師で
キッズ食育トレーナーの宮内真由美さんです。
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「食育」って何でしょうか？

「栄養バランスが良い食事にしなくちゃ」
「好き嫌いを減らさなくちゃ」
「おやつは手作りの方がいい？！」

バランス良い食事、好き嫌い問題、偏食…そういった食の悩みから子どもを解放するために、幼い頃から正しい食の知識を身に付けてほしいと思う方も多いかもしれません。もちろん栄養バランスも大事ですし、好き嫌いなく食べられたらいいですよね。

でも私が考える食育は、”楽しく食べること”。これが根っこにあります。

食事はただ食べるためだけにありません。
運動会で１等賞を取ったお祝いに食べる「食事」、お友だちとケンカして悲しいときに寄り添ってくれる
「食事」、家族と囲む日常の「食事」、どれもこれも食はいつもみんなの真ん中にあります。

子どもの健康と幸せがゆえ、肩に力が入り過ぎて「しなくちゃ」という義務感に追われて、食事は手作り、
野菜を多めに、ファーストフードはダメ、なんて思わなくて大丈夫です。

まずはお父さんお母さんが楽しくおいしそうに食べる姿を見せることが大切です。「残しちゃダメでしょ！」「野菜も食べて！」と食事の度に言われたら、子どもはどう感じるでしょうか？おいしいと思うでしょうか？

たとえ、ファーストフードを食べたとしても「おいしいね！」と家族で言い合える食事の方がよっぽど
おいしいし、楽しいと思うはずです。

だからまずはお父さんお母さんが楽しくおいしそうに食べること。子どもはそれを見てきっと
食に興味を持ってくれます。そこから、正しい食の知識を1つ1つ学んでいけるようになります。